現実との違い

求人情報と実情が違うというのは良くある話です。
本来は「良くある話」と終わらせてはいけないのですが、求人を出している側は今すぐにでも人手がほしいわけですから、少しでも興味を持ってもらえるように、または少しでも多くの人に応募してもらい、希望に合った人材を絞り込みたいいと考えているわけですから、あまり不利益になるような内容は提示しないものです。
その点を踏まえて求人内容を見てみると良いのですが、掲載されている内容と現実にどれぐらい差があるのか、などと考えながら情報を見ているのは社会経験がないと難しいポイントです。
高校生ぐらいの時にアルバイトを探している時、時給と勤務時間くらいしか絞り込みの対象ではなかったのではないでしょうか。
実際に業務についてから、あれもしてこれもして、と業務内容を知ることになり、そんなものなんだと思い込んでしまいます。
中にはアルバイトにさせてはいけない業務を、知識がないからと押し付ける先輩がいる職場もあります。
自分がするべき業務の内容を知らないということは、とても重大なことなのです。
ですが「おかしい」と気付いたところで一旦業務に入ってしまうと拒否も出来ず、指摘も出来ずにそのまま継続する人が殆どではないでしょうか。
おかしな仕組みですが、これはアルバイトに限らず、どのような仕事でも同じようなことが言えます。
特に急に人材が欲しいと考える職場には多いようです。
医師や看護師のように専門職であっても、転職の際には同じようなことが起きます。
出来るだけ避けたいトラブルなのですが、あまり求人先のことを調べていなかったり、実務についての詳しい打ち合わせがないままに話が進んでしまうと起こってしまう可能性があるので注意したいポイントです。